自分を生きる。

私のこと、夫のこと、子ども達のこと、親兄弟のこと、発達障がいのこと、うつのこと犬猫達のことを書いてます。

長女、卒業式欠席。

6年生の10月まで、なんの文句もなく、セッセと起きてセッセと登校していた長女。

 

ある日突然、行くのをやめました。

 

幼稚園の時

「母ちゃん、お友達ってどうやって作るの?」

と聞いてきた長女。

 

小学校に入学してからは、クラスのお友達の話題についていけるよう、テレビを録画(起きている時間に観れない番組)したり、YouTubeを観たり。

 

よくやるなぁと、感心するほどでした。

 

支援級に通う長男のことで心無いことも何度も言われたり(アンタのお兄ちゃん、障がいなの?かわいそう。じゃアンタも障がいなの?等々)。

 

不登校の次女の事で、先生からもクラスメイトからも毎日のように次女のことを聞かれたり。

 

ずーーーっと、よく頑張ってきたよね。

 

6年生になって、もう頑張るのが辛くなったんだと思う。そして大好きな担任の先生に、頑張れない自分を見せたくなかったのが、学校へ行かなくなった、いちばんの理由かなと思いました。

 

大好きな担任は、「頑張れー!」って熱く熱く応援してくれる先生だから。頑張ってる長女をいっぱい褒めてくれる先生だから。

 

若くて可愛くて面白い先生。

授業もすごく面白い!と最初の頃は喜んでたし、頑張って工夫して書いたノートを褒めてもらって、すごく喜んでいて、私も一緒に喜んでいました。

 

だけど、頑張ってこれた先生に、頑張れなくなった娘の気持ちは理解出来なかったかもしれません。

 

ある日、先生の声がけで、クラスみんなが書いてくれたと言う、「頑張れ!」のメッセージがたくさんの色紙をいただいて…

なんか、私はお別れの色紙をいただいたような気持ちになりました。娘も複雑な気持ちだったみたいです。

先生の気持ちはとても嬉しいけれど、人を応援するって難しいなと思いました。

 

 

そして卒業式。

 

娘はずっと「出ない」と言っていました。

 

前々日にもう一度、「卒業式には出ない」との意思を確認し、当日、卒業生たちがいなくなった時間に、校長室で証書をいただきに行くことになりました。

 

当日。

 

校長室へ行くと、校長先生はじめ、教頭、担任、そしてほとんど全員かしら?と思うほどたくさんの先生方が、娘を待っていてくださいました。

 

とってもあたたかな雰囲気の中で、娘もニコニコで校長先生のお話を聞き、証書を受け取っていました。

 

色々色々思うことはあります。

もちろん娘にも先生方にも、いろんな思いがあったと思います。

 

皆と違うことをする事で、先生方の仕事を増やしてしまった申し訳なさも、もちろんあります。

 

だけど、娘にとって今の我が家は、決して居心地の良い家ではないのに、家をいることを選んだって事は、それ以上に学校には行きたくなかったってことで…。

 

学校に行かなくなったこと、卒業式に出なかったことが、娘のこの先の人生に、どう影響するのかは分かりません。

 

だけど、自分が選んだことだからね。

 

何をやっても後悔することはあるし、やらなくたって後悔するのだから、だったら、思うように、好きなようにやって後悔したほうが良いなぁと思うよ。。

 

学校に行かなくなってからの長女は、とにかく顔つきが穏やかになりました。小さい頃の、いたずらっ子の顔が戻ってきたところをみると、自分らしくいられるようになって来たように思います。。

 

かわいいなぁーー。。

 

もっともっと、どんどん自分の好きなこと、楽しいことを、誰に遠慮することなく、やっていいんだよー!

 

 

あたたかく娘を送り出してくださった先生方。

本当に、心から感謝いたします。

 

小学生最後の日を、笑顔で終われたこと、本当に嬉しくてなりません。

 

 

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